◆頭頸部がん
鼻や口、顎(あご)、耳、のどなど、鎖骨より上の脳より下の部分を頭頸部といい、この部分にできるがんを総称して頭頸部がんといいます。
頭頸部にはさまざまな部位があるため、頭頸部がんは非常に種類が多くなります。
大きく分けると口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、唾液腺がん、甲状腺がん等に分類されます。
頭頸部のがんは、がん全体からすれば発生頻度は5%未満であり、それほど多いがんではありません。
頭頸部のがんのうち口腔がん、咽頭がん、喉頭がんがほぼ同数で多くなります。
一般的に口腔がん、咽頭がん、喉頭がんなどの頭頸部のがんは中高年の男性に多く、喫煙や飲酒の影響が大きいと考えられています。
また一箇所にがんができた場合には他の箇所にも発生(多発)することが多いという特徴もあります。
頭頸部がんの症状は、頭頸部のどの部位にがんが発生したかにより異なりますのでそれぞれのページをご参照下さい。
口腔がん(口腔癌,舌癌,口腔底癌,歯肉癌,頬粘膜癌,硬口蓋癌)
咽頭がん(咽頭癌,上咽頭癌,中咽頭癌,下咽頭癌)
喉頭がん(喉頭癌)
鼻腔がん(鼻腔癌)副鼻腔がん(副鼻腔癌)
甲状腺がん(甲状腺癌)
唾液腺がん(唾液腺癌,耳下腺癌,顎下腺癌,舌下腺癌)